相場は土日は休みなので、僕も土日で次週にどのような動きを見せるのか?について予め引いてるラインなどを見直して今後の想定を立てるようにしています。この記事では2021年11月1日の11月第一週目の今後の相場の動きについて個人的見解を解説していきたいと思います。

 

スポンサーリンク

ドル円の値動きの予想

まずはドル円から見ていきたいと思います。先週は週足での2017年と2018年の高値群が意識されて上げ止まりとなり、下位足では揉み合いの中でトレードをしていくという局面になりました。僕は過去、MTF分析による各時間足の整合性が全く掴めず、今がどういう流れなのか、また今後どのような流れになっていきそうなのか、全く掴めず翻弄されて散々負けまくるという経験をしてきました。

 

またそうなると相場はフラクタルという基本的な意味も感覚的に掴めずにいたので全く相場観が付いていなかったのですが、3年半にしてようやく見え始めてきた感じがしてきたので、今回も各時間足の整合性やフラクタル構造を意識しながら相場を見ていきたいと思います。

 

ドル円週足

まず週足では、先ほども言った通り2017年・2018年の高値群が意識されて一旦の上げ止まりを見せています。ただ上昇の勢いがあるのも事実なのでここが反転のポイントとなるかどうかは今の段階ではまだ分かりません。セオリー的な考えとしてはダブルトップ形成から下落か、或いはフラッグ形成から上昇かといったイメージです。

 

買い手の目線としては、先週の高安とフィボナッチ38.2・50・61.8%辺りまで下がってくれば本格的な買いが入るだろうという見立てでいます。なので現時点の段階では買いは入り難く、むしろ売り決済が入っていくだろうという感じです。

 

売り手の目線としては、今現時点のところで買い勢力の売り決済に併せて逆張りのショート組が参戦するであろうという想定です。それが成功するかどうかは左側の高値群がどれだけ意識されているのかに掛かっていると思っています。

 

ドル円日足

続いて日足ですが、一旦の上げ止まりからネックラインを形成しているような動きにも見えます。となるとここからダブルトップを形成してから下落するという見方がしやすいです。高値切り下げだとより下落が濃厚な感じになるでしょう。またはフラッグとなって上昇するか、ダブルトップ崩れのような形で揉み合ってレンジブレイクして上昇するか、数パターンのイメージができます。

 

買い手の目線としては、手前の高値と安値(紫のライン)付近でサポートが意識されそうな予感があるので、ここから上昇していきそうにも感じています。

 

売り手の目線としては、現時点が売りが入りやすいポイントだと思っており、ダブルトップ形成後から下落していくだろうという感じです。ダブルトップは最初は一回目の利確が入って上げ止まり、押し目を作っての更にロング組が入るが勢いがつかず、これによってダブルトップ2番目の高値形成となり、結局高値を更新せずにネックを割ってきて、天井圏で新規で買いを入れた乗り遅れのロング組が諦めて下落していくイメージです。

 

ドル円4時間足

4時間足では、日足のダブルトップの1番目の山を作っているところに4時間足でのダブルトップが形成されてるのが分かります。これが相場のフラクタル構造ですが、日足のネックラインになりそうなところで4時間足ではダブルボトムになっていることが分かります。ネック同士がくっついているので揉み合いになりそうな局面です。

 

買い手の目線は、天井圏の下割れで下がっていき、左側の高安が意識されれば、ここから本格的な買いが入っていくであろう見立てです。または天井圏を上抜ければ、リターンムーブから買いが集中しやすいと考えています。

 

売り手の目線としては、日足ダブルトップ形成に向けてあと少しほど上昇したら売りが入りそうですし、今現時点のポイントでも直近の高値が切り下がっているので1時間足ネックラインの水準でもあるので下落していきそうな局面です。または先週安値(紫のライン)をブレイクすれば下落の勢いがつきそうな感じです。

 

ドル円1時間足

大きくは下降トレンドが示している通り、下目線といった見方ができます。ただ日足と4時間足の動きがあるので、1時間足程度のレジスタンスではブレイクして上昇しても十分に考え得る話です。

 

買い手の目線としては、下降トレンドとネックラインをブレイク後に2週前高値までを目指して上昇するか、少し下がったところで左の高値群が意識されて38.2%の浅い押し目からの上昇が考えられます。

 

売り手の目線としては、先週高値が意識されれば今現時点からショート組が入りそうです。またはもう少し上昇して2週前高値が意識されるかのどちらかかと想定しています。

 

スポンサーリンク

ユーロドルの値動きの予想

10月ラストの週では、金曜日に高値を更新してその直後に大きく急落をしたところで終わりとなりました。なので前後の動きが激しかったという印象で、今後の値動きが少しイメージが難しいと感じるのが個人的に思うところです。なので週初めはトレードをするよりは静観してどう動くかを見守っていきたいといった感じです。

 

ユーロドル週足

週足では、2020年の安値が意識されて下げ止まっているという感じです。ネックラインとラストの押し安値を更新していると見るトレーダーが多いと思うので、週足では目線が下になっていくであろうと想像ができます。

 

買い目線では、今現時点かあるいはもう少し下の紫のライン辺りで戻り2波が発生しそうなので、この2つのポイントがロング組が積極的に入っていきそうな予感を感じます。

 

売り目線としは、戻り2波目ですが、8月高値のラインを引いてる辺りから本格的に売られそうな雰囲気を感じます。または若干切り下げた形で上げ止まる可能性もあり得ます。目安としては4時間足で確認できるネックライン辺りでしょうか。

 

ユーロドル日足

日足では、大きくは下目線、8月安値をブレイクしておりリターンムーブから下落していく可能性も十分に考えられる局面にあります。

 

買い目線としては、ダブルトップ形成後のトレンドライン抜けとネックライン更新の2つの根拠により買い優勢となって買われていきそうです。或いはもう少し下げを見せてから本格的に上昇していくかです。

 

売り目線としては、このまま下落していくか一旦上昇してからの下落かのどちらかですが、5月起点からの一番上に引いてるラインがフィボナッチ半値になるのでここまで上昇してから売られていくだろうという見立てです。

 

ユーロドル4時間足

4時間足の動きとしては、反転上昇していくところから一気に急落し、方向感が掴みづらいという印象です。現時点で切り上げダブルトップ形成しつつプルバックのような回帰する動きで上昇しそうな気配もあります。

 

買いの目線は、丁度現時点のところでプルバックで買い決済と新規の買いが入っていくかもしれません。

 

売り目線では、思いっきり下がってきてるのでここから更に売られるというイメージはし辛いです。なので一旦上昇してから売られるのが自然です。直近安値が意識されるか下落の勢いに乗って38.2%の浅い戻りで売られていくかという見方ができます。また週足の動きもあるので売られる可能性も十分に考えられます。

 

ユーロドル1時間足

1時間足では、10月安値のネックラインが意識されて下げ止まったという感じになっています。ということは10月安値辺りも意識される可能性もあるかもしれません。正直、方向感が分からなくなった無重力状態のようにも感じられますのでしばらく静観するのも良いかもしれません。

 

買い目線は、現時点で揉み合いを作るか、プルバックするか、どっちにしてもここで買いが入るのは想像に難しくはないところなので、一旦は上昇するだろうと思っています。

 

売り目線は、揉み合いを作って高値が切り下げるような動きや上位足で長い上ヒゲなどができるようであればここから下がっていくこともシナリオとしては考えることができます。セオリーとしては一旦上昇してから38.2~61.8%の間で売られていくというイメージも持っています。

 

まとめ

先週はドル円・ユーロドル共に上位足では天井や天底にあたるような局面に入り、下位足ではレンジになりそうな感じでトレードがし難い相場だったかもしれません。来週も引き続きどうなるかをしっかり見定めていきながら相場を見ていきたいと思います。

 

スポンサーリンク