アニメ「おねがいマイメロディ」を観た人にとってクルミ・ヌイに興味を持つ人は多いのではないでしょうか。
ちょっと切なさを感じさせる叶わぬ恋だけど、それでも強い想いから好きな人に近づこうと行動をする・・・そんな悲しい物語がクルミ・ヌイという人物を通して感じさせられるものがあります。
そんな裏のヒロインというべきクルミ・ヌイについて詳細を紹介していきます。
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クルミ・ヌイとは
正体はクロミで自分に悪夢魔法をかけて人間になった姿。黒いドレスとクロミの耳がそのままツインテールの髪型になっており、赤い薔薇の髪飾りが特徴的な美少女。ただ影は元のクロミのままで黒い尻尾もそのまま付いている。
マリーランドの住人には魔法がかからないのですが、8本のロウソクに火を灯して魔法陣の真ん中で呪文を反対に唱えることで自分に魔法をかけることができるというメロディ・キーの裏魔法というべきものです。
そしてクルミ・ヌイという名前の由来は、柊家のダンスパーティで柊恵一と踊っているときに名前を聞かれ、そこでとっさに答えのがきっかけです。
普段のクロミは自分のことを「あたい」と言いますが、クルミ・ヌイの時は「私」と言い、性格も上品でまるで高嶺の花のような雰囲気を身にまとった可憐な女性になります。
ただし、この魔法にはリスクがあって魔法の使用時に地面に印を描いて周りにロウソクを立てるのですが、ロウソクの火が消える前に詠唱者自らが消さなければ一番なりたくない姿になってしまうという恐ろしい魔法でもあります。因みにクロミの詳細については以下の記事に書いてます。
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クルミ・ヌイになって魔法能力も大幅に強化
まずクロミはメロディ・キーという魔法道具を使うことで魔法を使用していましたが、クルミ・ヌイになった状態だとメロディ・キーが無くても魔法を使用することができます。また悪夢魔法には人の欲望を糧にする必要があるのですが、これもクルミ・ヌイの時だと無関係に魔法を発動させられます。
さらに魔法には詠唱時間がありますがクロミの時もシーズン１～３を通して必ずメロディ・キーを振りかざして詠唱しているシーンが出てきます。しかしクルミ・ヌイの時は詠唱なしで即時に悪夢魔法を発動できます。
クルミ・ヌイは何話に出てくる？
ここからクルミ・ヌイが登場する場面を紹介していきます。
おねがいマイメロディ
23話
柊家のダンスパーティに合わせて踊りの練習をしてきたクロミだったが、自分の身長が圧倒的に足りなくて柊恵一と一緒に踊れないことに愕然としていたが、バクがメロディ・キーの角に何か文字が刻まれていることを発見し、それが自分に魔法をかける方法であることを知る。これによりクルミ・ヌイが初登場します。
最初、柊恵一は夢野歌にアプローチをかけますがそこにクルミ・ヌイが現れてあっさりと柊恵一の手を引いて踊ります。このことから美少女レベルでいえばヒロインの夢野歌よりも圧倒的に高いということが分かります。
クルミ・ヌイが登場してから今までのアニメの雰囲気が一転して恋愛漫画のような感じに変わって全く別の世界に引き込まれるかのように感じさせられる内容でした。
話の終盤は、8本のロウソクの火を自分で吹き消さないと一番なりたくない姿になってしまうことを告げられて、後ろ髪を引かれるように柊恵一の元から走り去っていきます。ここはクルミ・ヌイのキャラクターソングも相まって悲しい恋の別れのような感じになっています。
50話
物語終盤になるにつれてダークパワーの影響を受けて凶悪化していく柊恵一を助けるため、夢野歌がクロミに向かって自分に悪夢魔法をかけて夢の扉を開くようにうながして柊恵一の夢の中に入り、夢のごみ袋を発見します。
その中の一つに夢野歌の声がする袋があり、その袋を開けると夢野歌との思い出がたくさん出てきます。自分との思い出がひとつも出てこないことに落胆していたクロミでしたが、最後の最後でクルミ・ヌイの思い出が現れて夢野歌とクロミの手を引いて閉まり掛けている夢の入り口から脱出させます。
クルミ・ヌイの登場シーンはたったこれだけですが、ですがたったそれだけでも凄く存在感を感じせられます。
おねがいマイメロディ 〜くるくるシャッフル!
31話
10月31日はクロミの誕生日、柊恵一に「明日は何の日？」と尋ねてシレっと「ハロウィーン、仮想パーティ」とだけ答えられます。クロミは自分の誕生日のことを全く覚えられていないことに愕然とします。
そんな中で当日を向かえ仮装パーティが始まったが、そこで夢ケ丘学園中学の教師で柊恵一にヴァイオリンを教えていた永大橋文也（えいだいばしふみや）が自分に仮装パーティの招待状が届いていないことに激しく嘆いていた。そこに目を付けたクロミが悪夢魔法をかけて仮装パーティを壊そうと画策しますが、マイメロが呼んだウサミミ仮面によりあっさり解決されてしまいます。
けどマイメロはウサミミ仮面にキャンディを渡し忘れ、ウサミミ仮面のままの柊恵一は自分の部屋に戻ります。その姿を偶然見てしまったクロミはウサミミ仮面の後をつけ、ウサミミ仮面が柊恵一ではないかを確かめるためにクルミ・ヌイになります。
ですが終盤になり、ウサミミ仮面と一緒に居る時に夢ケ丘高校ナンバー2の柊恵一に仮装した柿崎翔が現れ、ウサミミ仮面が柊恵一ではないと勘違いをしてしまいます。ここでクルミ・ヌイとしてのシーンは終了となります。
おねがいマイメロディ すっきり♪
20話
自分では魔法をかけることができないクロミに夢野歌がマイメロに頼んでクロミに魔法をかけたことでクルミ・ヌイが登場する。
フランスの柊恵一ファンの親衛隊に黒オンプが乗り移ってしまい凶悪化するも、クルミ・ヌイが登場して髪飾りの赤い薔薇で親衛隊の髪の毛で捕らわれていた柊恵一を助け、そのまま手を引いて岬の安全なところまで連れていく。
そこで船に乗って助けにきた執事のセバスチャンの声に振り向き、再びクルミ・ヌイの方へ向き直したらもう彼女の姿は消えていた。柊恵一は何か心の中に未練のようなものが残っているかのような表情を残します。
クルミ・ヌイという名前の由来
名前の由来ですがこれはクルミ・ヌイが初登場した「おねがいマイメロディ」の第23話のとき、柊恵一と一緒にダンスを踊っているときに「君、名前は？」と尋ねられ、そのときに「あたい、いえ、私は、クル、クルミ・ヌイよ！」ととっさに答えたのが理由です。
それを聞いた柊恵一は「面白い名前だね！それに可愛い！」と言い、クロミは心の中で舞い上がっていました。
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クルミ・ヌイのキャラクターソング
クロイヒトミ／竹内順子
このキャラクターソングは「おねがいマイメロディ 第1期」の23話と35話で流れています。35話ではBGMだけですが、どうせならクルミ・ヌイも出てきてほしかったなって思ったのでちょっと残念でした。
クルミロンド／竹内順子
クルミ・ヌイは極端に登場回数が少ないが人気が高い
クロミが魔法によって人間化したクルミ・ヌイは、ご紹介した通り登場回数が極端に少ないです。それにも関わらず若いアニメファン層を中心に物凄く人気がありました。それは今現在、サンリオの人気キャラクターランキングでクロミが3位に居続けるのも理由があるかもしれません。
私がおねがいマイメロディのシリーズを観たのは、2005年に第1期が始まってから20年近く経ちますがクロミの人気は根強いですし、ネットの検索を調べても「クルミ・ヌイ」で検索している人が割といることを確認しています。
クルミ・ヌイのキャラクターグッズも密かに人気
クルミ・ヌイにはキャラクターグッズが出ており、販売こそされていないもののヤフオクやメルカリなどのフリマサイトでは出品されています。けどレアなので割高となっています。
クルミ・ヌイは何話に出てくるのまとめ
今回の内容は以上となります。
柊恵一がウサミミ仮面であることはクルミ・ヌイことクロミは気づくことなく、またクルミ・ヌイがクロミであることを柊恵一は気づくことなく、何か現実の恋愛とリンクするような悲しい恋の物語を感じさせるものがあります。
私もおねがいマイメロディを全シリーズ通して観てきてクルミ・ヌイの存在感の強さに凄く興味を持ちました。たったわずかな登場シーンだけなのにキャラクターソングやグッズが販売され、今でも密かに人気があるというのには納得です。
何かのかたちでまた再登場してほしいと思いました。
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